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高麗人参の別名

高麗人参は約4000年も前から人々の治療のために利用されてきた健康食材です。
そして古くから滋養強壮などに良いとされてきました。
その栽培の中心になっていたのは朝鮮半島や中国ですが、この周辺地域でももちろん利用されてきました。
日本にも約2000年前に入ってきており、やはり健康食材として非常に珍重されました。

そのため、様々な国や地域・民族の間で利用されてきており、それぞれの場所で違った名前で呼ばれているというのも、高麗人参の特徴です。
高麗人参の別名として最も有名なのは朝鮮人参ではないでしょうか。
朝鮮半島を中心に栽培されてきた食材のためこのような名前で呼ばれることも多かったのだと思いますが、どちらも全く同じものを指しています。

もともとは単に人参と呼ばれていたそうですから、漢方薬などで人参というと、普通は高麗人参のことを指すようです。
また、その他にも錦山人参・出雲人参・信州人参など、栽培された場所の地名を取って様々な呼ばれ方をされています。
中でも田七人参という中国雲南省で栽培されているものは特徴的なため、普通は高麗人参と区別されて呼ばれています。
植物の種類としては同じ種類になってくるのですが、高麗人参は栽培された場所によってその特徴が違ってきます。
田七人参の場合特に粘り気が強く、出血を止める薬としてや、肝臓やがんへ働きかける薬として利用されてきています。
御種人参という呼び名も高麗人参の別名の1つです。

この名称は江戸時代に8代将軍吉宗が各地の大名に種(御種)を分け与えて栽培を奨励した、ということに基づいて呼ばれた別名です。
このように様々な別名があることからも、高麗人参はとても優れた食材であり、各地で栽培が試みられたということが分かります。
ちなみに、高麗人参は人参と呼ばれていますが、普通料理に使う人参とは全く別の種類の植物です。
普通の人参はセリ科なのに対して、高麗人参はウコギ科の多年草です。