強い体へ

数千年の歴史を持つ高麗人参

高麗人参というと昔から健康食材としてポピュラーな存在ですが、その歴史はなんと4000~5000年も前にさかのぼることができます。
その時代から、今の中国や韓国の地域で栽培されて、治療のために使われていたのだそうです。
日本に入ってきたのはおよそ2000年前の頃と言われています。
朝鮮の使節団からの贈答品として贈られたり、交易品として日本に入ってきた朝鮮人参は非常に高価な品として取り引きがされていました。

そのため、町人などは一生かかって貯めたお金を使ってやっと購入ができる、というふうに言われるほど高いものでした。
それだけ高価な品だった理由の1つに、栽培が難しくなかなか日本国内で育てることができなかったからということがあげられます。
朝鮮人参の栽培には高い技術力が必要です。
もしも種があったとしても、単にそれを地面にまいただけではまったく発芽してくれないからです。
種をしっかりと熟成させなければなかなかうまくいかないのです。

そのため、日本国内での栽培が始まったのは江戸8代将軍吉宗の頃だったと言われています。
やっと栽培に成功した朝鮮人参ですが、その成分などについて本格的な研究が始まったのは1960年代と、かなり最近になってからのことです。
それまではずっと「朝鮮人参は健康に良い」ということは分かっていましたが、何がどうして良いのか?ということについては不明な部分が多かったのです。
それからずっと研究が続けられていますが、現在でも新たな有効成分が見つかるなど、まだまだ研究途上の健康食材と言えるでしょう。

高麗人参の歴史はとても古く、その印象も歴史ある健康食材といった感じがします。
しかし、よくよく調べていくと、まだまだ知られていない部分がたくさんあってこれからも新たな発見が見込まれます。
とても古くから珍重されてきた食材ですが、新たに見つかっている部分も多いということで、古くて新しい健康食材というふうにも言えるのではないでしょうか。